【参】西・靜・野・★角・垣                        1996. 6. 7

【召南】

〔[才票]有梅〕首章

S015a　 ■　實　七　也

　　　　其　實　七　兮

S015b　 求　我　庶　士

　　　　求　我　庶　士

S015c　 [■台]　其

　　　　[之＜台]其　吉　兮

〔[才票]有梅〕第二章

S016a　 　　■[艸／某]■

　　　[才票]有　梅

S016b　 其　實　三　也

　　　　其　實　三　兮

・[艸／某]：梅

『玉篇』巻十三　艸部：[艸／某]，某後切，草。
『經典釋文』卷五：[手票]有梅；梅木名也。『韓詩』作「楳」。『説文』「楳」亦
　　　　　　　　　「梅」字。
『説文解字』木部：
　「[木冉]」；梅也。從木。冉聲。
　「梅」；[木冉]也。可食。從木。毎聲。「楳」；或从某。
　　　　　段注；按『釋木』曰「梅，[木冉]也」。『毛詩』「秦風」（終南）、「陳
　　　　　　　　風」（墓門）傳皆曰「梅，[木冉]也。」與『爾雅』同。但『爾雅』、
　　　　　　　　『毛傳』皆謂[木便][木冉]之[木冉]。毛公於「召南：[才票]有梅」
　　　　　　　　（召南、[才票]有梅）、「曹風：其子在梅」（曹風、[尸鳥]鳩）、
　　　　　　　　「小雅四月：侯栗侯梅」無傳。而秦、陳乃訓爲[木冉]。此以見「召
　　　　　　　　南」等之梅與秦、陳之梅判然二物。「召南」之梅，今之酸果也。秦、
　　　　　　　　陳之梅，今之楠樹也。楠樹見於『爾雅』者也。酸果之梅不見於『爾
　　　　　　　　雅』者也。樊光『釋爾雅』曰「荊州曰梅，楊州曰[木冉]。益州曰赤
　　　　　　　　[木便]。」孫炎『釋爾雅』曰「荊州曰梅，楊州曰[木冉]。」陸機（マ
　　　　　　　　マ）『疏草木』曰「梅樹皮葉似豫樟。」皆謂楠樹也。[木冉]亦名梅。
　　　　　　　　後世取梅爲酸果之名。而梅之本義廢矣。郭（璞）『釋爾雅』乃云「（
　　　　　　　　「梅[木冉]」；）似杏，實酢。」篇、韵襲之，轉謂酸果有[木冉]名。
　　　　　　　　此誤之甚者也。然則許（愼）以[木冉]、梅二篆廁諸果之間。又云「可
　　　　　　　　食」，豈非始誤與。曰此淺人所改竄也。
　「某」；酸果也。從木甘。闕。（段注；此是今梅子正字。）

『漢字古音手冊』
　某　ｍ∂    之韻
　梅　ｍｕ∂  之韻

・兮：也　　　語気は違うのかどうか。

・S016a[艸／某]の後ろに一字あるのか。

（譯）その實は七つよ。
　　　私を求める多くの若者。
　　　ふさわしいその吉日が来たよ。

　　　梅の實を投げる。
　　　その實は三つよ。